今は、本当に独学がしやすい時代になったなと思います。
お金をかけなくても、YouTubeでレッスン動画を探すと有用なものがかなりたくさん見つかります。
演奏の動画も高画質で手元がアップで写っているものもたくさんありますから、上手いと思うギタリストの動画を見るだけでも勉強になります。
ブログやTwitterでもテクニックや考え方について解説しているギタリストの方がたくさんいらっしゃいます。うまく情報収集すれば、独学であろうとも上達に必要な情報はかなり入手できると思います。
ただ、そんな時代にあってもレッスンを対面で受けることには価値があると思います。
もはや、門外不出のテクニックのようなものは、ほとんど存在しないと言っても良いと思います。
これだけ情報が共有される時代に、誰にも知られていないことがあるとは考えない方が良いでしょう。
では、レッスンの価値がどこにあるのかというと、それは個々の状況に応じて、今何をすべきかを知ることができるという点です。
ひと昔前だったら、知識を与えること自体に価値があったと思いますが、今はそうではありません。知識は生徒が自分で調べても得ることができます。
しかし、知識を実際に適用する方法、どの知識を使えばよいのかという取捨選択、それを相談できるのがレッスンの最大の利点です。
通うのが難しい場合にはスカイプレッスンのようにオンラインでレッスンしてくれる教室も出てきています。通信を挟むのでタイムラグがあったりと難しい面もあると思いますが、次善の策としては良いと思います。
私が思うに、レッスンに通う意味というのは、ギターを上達するための方法を知ることにあると思います。
上達するためには、上達に結びつく練習(のみ)をすることです。
「のみ」と書いたのは、上達に結びつかない練習は、逆にすればするほど下手になる危険性をはらんでいるためです。
ギターを今より上達したいと考えるなら、どうしてもレッスンが受けられない特別の事情がない限りは、レッスンは受けるべきであろうと考えています。