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ギター演奏で許容される雑音の大きさについて

分かりやすいように図示しながら書こうと思ったのですが、上手く図が書けなかったので、まずは文章だけで書きます。そして、結論はありません。

 

後日、図が書けたら記事を更新します。

 

 

ギターという楽器は、非常に雑音が鳴りやすい楽器です。代表的なものに、左手の指が巻き弦(4~6弦)を擦ったときに出る音や、左手の指が弦を離すときに鳴ってしまう音などがあります。

 

雑音の種類を列挙するのは今回の話題とずれるのでこれくらいにしておいて、雑音の大きさの話です。

 

どんなに気をつかっても、楽音以外の音がゼロになることはおそらくありません。椅子の軋む音やら、楽器と服が擦れる音やらあるわけなので。

ただ、雑音は音楽を鑑賞する上で気にならないレベルであれば鳴っても問題ないと考えることもできます。

 

 

演奏者に聞こえていても、お客さんから聞こえなければ問題ないともいえるでしょう。また、聞こえたとしてもそれが気にならなければそんなに問題ないと思います(もちろん、聞こえないに越したことはありませんが)。

 

その、許容される雑音の大きさのレベルですが、伴奏の音量に大きく左右されるのではないかと考えています。

 

 

独奏曲を演奏する上で、メロディー(主旋律)よりも伴奏は小さく弾くと思います。ギター独奏の場合メロディーと伴奏の音高は近くなりがちで、しかも音質も近くなりがちですから、他の楽器と比べても音量差というのが重要になってくると思います。

 

数字は適当に言っていますが、メロディーを100~80くらい、伴奏を50~30くらいの音量で弾いている場合、雑音は10以下くらいなら気にならないのではないでしょうか。

 

 

 

では、これよりもメロディーと伴奏の音量を近づけた場合どうなるでしょう。

 

 

メロディーが100~80のままとして、伴奏を70~60くらいの音量で弾くとします。伴奏が大きい分全体の音量も上がりますし、これだと、雑音は20くらいまでは気にならないかもしれません。

 

ただし、メロディーと伴奏の音量の違いが小さいということは、その分それらが混ざりやすくなることを意味します。それでも混ざらないようにするためには、メロディー、伴奏それぞれの音量の幅を、確実に(上の例なら)100~80、70~60に収めることが必要です。

 

 

 

つまり、まとめると、伴奏をすごく小さく弾く場合、伴奏自体の音量の幅はある程度大きくてもメロディーと混ざることはないですが、代わりに雑音の音量はかなり小さく抑えないと気になってしまうでしょう。

一方、伴奏をある程度大きく弾く場合には、メロディーと混ざりやすくなってしまうため、より繊細に伴奏の音量の幅をコントロールして、伴奏で使ってよい範囲に確実に収める必要があります。そのかわり、ある程度までは雑音が鳴ってしまっても許容されると思います。

 

と、こんなことを考えました。

 

 

考えた背景がありました、最近ドラマで流れるギター演奏のBGMを練習しているのですが、これはいわゆる「アコギの曲」であることが多いです。

 

アコギ(フォークギター)の曲は、伴奏が雰囲気で弾かれていて聞こえるか聞こえないかの音があったりして、伴奏はメロディーよりかなり小さめに弾かれることが多いように思います。

一方、クラシックギターの曲は伴奏に対旋律的な意味が込められていることも多く、伴奏についても、どの音も漏らさず聞こえるように弾くのが一般的だと思います。

 

 

結論はないのですが、結論じみたことを一応書いておくと、何事もバランスなのだと。雑音を消そう消そうと考えるのも大事かもしれませんが、それよりも、他の音が鳴っているのであれば、その中でその雑音が気になるのかならないのか。

そういう、鳴っている音楽全体で考えることが大切だよなあと思ったというお話でした。

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