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音楽を旅に例えると

音楽を旅に例えると、こんな感じになるのかなと思いました。(と言って、私はクラシックしかやっていないので、ジャズや即興演奏をやられている方から見たら全然違うかもしれません)

 

 

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クラシック:北海道に行って、1日目は函館で時計台と展望台で夜景、2日目は富良野でラベンダー畑を見て、3日目は旭山動物園・・・・・・

 

ジャズ:北海道に行って5日間過ごすけど、何をするかは現地で決めよう・・・・・・

 

即興演奏:自転車で北を旅したい・・・・・・
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クラシック音楽は、事前にどう演奏するのかをきっちりと決めて、本番はそれをできるだけ再現できるように演奏します。

 

ジャズは、曲は決まっていますが、ソロの内容や細かい表現は演奏しながら決めます。

 

即興演奏は、大まかにどのように展開していくかというのは決まっている場合もありますが、基本的にはメロディもコード進行も全て演奏しながら決めます。

 

 

こんな感じで違いがあると思うのですが、共通点としては、どれも計画外のことが起こるということです。

 

旅行で言うと、どんなに計画してから行っても、使おうと思っていた電車が遅れるですとか、泊っている宿が急に使えなくなるですとか、トラブルはつきものです。

一方、現地で初めて出会った外国人と意気投合して、一緒に記念撮影するといった嬉しいハプニングもあるかもしれません。

 

音楽でも一緒で、クラシック音楽で事前にどんなに色々と取り決めをしていても、本番はミスもしますし、客席から音がすることもあります。

一方、本番独特の雰囲気や、ホールの響きなどから、練習ではなかった素晴らしい演奏が引き出されることもあります。

 

 

『音楽と社会』の中で、バレンボイムとサイードがベートーヴェンの音楽を調性の旅に例えていたと思うのですが、音楽を旅に例えるのはとても的を射ていると思います。

 

 

音楽自体も旅、演奏者にとっても旅、そして、聴く人にとっても心の旅となるでしょう。演奏者としては、聴いてくださる方にとって良い旅となりますよう、精進を重なる所存です。

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