iRig acoustic stage はギターに直接本体を取り付けて音を拾います。
その性質上、過剰なまでに拾ってしまう音があります(たぶん)。ここでは私が経験した2例をご紹介します。
1つめ目はタンボーラです。
弦を叩くわけですが、楽器を叩いているのと大差ありません。直接接続されたiRigのマイクにはかなりの衝撃が加わることでしょう。
2つ目は和音を親指で弾き下ろすことです。
これは、アタック音が強いからなのか、純粋に音数が多いうえに音量が大きくなるからなのか分かりませんが、やはりマイクに大きな入力が加わります。
シールドを使って接続する場合には出力レベルを調節できるので、スピーカーの音が割れないように調節するのは難しくありません。
問題は、録音のためにUSBケーブルでパソコンでつないだような場合です。
どうも、この場合には出力音量は調節できないようで、前述したタンボーラや親指による弾き下ろしを行うと録音された音が音割れを起こします。
CakewalkとAudacityで試したのですが、ドライバーをASIO、WASAPIと変えて、バッファサイズも色々いじってみても効果がありませんでした。Cakewalkの場合は、録音中の波形には問題がなくて期待させるのですが、録音を停止すると波形が変化してしまって音割れが発生しました。
推測ですが、どうやら、タンボーラなどの限界を超えた負荷の入力があると、その前後数十秒くらいが影響を受けて音割れを起こしてしまうようでした(破裂音のようになりました)。
どうしてもiRigで録音がしたいなら、タンボーラなどの部分はかなり抑えめにして、負荷が過度にならないようにする必要があると思います(私はうまくできなかったので、保証の限りではありません)。
iRigを使った録音でも、アルペジオ主体の曲であれば問題が起こったことはないので、曲を選ぶツールなのだと思います。
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