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ソプラノとギターで紡ぐ愛と祈りの調べ

当ホームページにも一応演奏会の告知ようのページというものが設けられているのですが、前回告知は「2020年2月」となっていました。2年と半年ほど、もとい3年弱の期間を経て、次のコンサートのお知らせをさせていただきます。

ご来場いただいた皆様、ご支援いただいた皆様、ありがとうございました。

コンサートの概要

とき

2022年12月3日(土)
15:30開演(15:00開場)

ところ

立川サロンスタジオFIX(JR立川駅徒歩3分)

地図

Google Map(「ピアノスタジオフィックス立川」と同じ場所です)

JR立川駅からのアクセス

JR立川駅南口から遊歩道をAREAREA(アレアレア)の方に進みます。アレアレアを左手、モノレール立川南駅を右手に見ながら間の遊歩道を進むと左手に東急ストアがあります。東急ストアを通り過ぎた先の左手に階段があるので降りると会場の立川サロンスタジオFIX(フィックス)が入っているLX.ビルの2階になります。エレベーターで7階までお進みください。
階段がちょっと…のお客様は東急ストアのビル(アレアレア2)で1階まで降り、隣のビルまでお進みください。セブンイレブンのあるビルです。
会場でお会いできるのを楽しみにしております。どうぞお気をつけてご来場くださいませ。

入場料

一般2,000円 学生1,000円

全席自由

ご予約、お問い合わせ

お問い合わせフォーム または
各種SNSのDM、LINE、または
guitar@hiranoshohei.com まで

開催の経緯について

洗足学園音楽大学の大学院に2年間通っておりましたが、ソプラノの松本潮子さんとはそこで知り合い、在学中の2019年くらいから一緒に活動をさせていただいていました。これまで、非公開のイベント等で活動を続けてきましたが、この度ようやく公開リサイタルを開催する運びとなりました。

今回企画にあたって、子ども向けの体験型の音楽会(ワークショップ)にするか、大人向けのクラシック音楽の演奏会にするかという選択肢があったのですが、ちょうどクラシック曲のレパートリーも溜まってきたこともあり、初回は後者の演奏会の形にすることとしました(今後、ワークショップも企画していく予定です)。

考えに考えたコンサートの表題は「ソプラノとギターで紡ぐ愛と祈りの調べ」としました。世の大半の歌は愛を歌っているか神を崇めているわけで、コンサートの表題というのは、どうしても似たり寄ったりになることを避けられないものですね。

会場について

今年の6月にオープンしたばかりの新しいスタジオです。JR立川駅から徒歩3分という好立地にあります。

先日会場の下見に参りましたが、ギターの繊細な表現もしっかり行き届くコンパクトさと音響でした。

客席は固定のものではありませんが、座面にしっかりクッションがついて座り心地は良かったです。

こちら、会場のホームページです。

https://www.soundfix.jp/salon/

チラシの背景に教会の画像を使ったところ、教会でやるのかという誤解をされた方が複数いらっしゃって、申し訳なく思っています。曲目のイメージで背景を選びました。

主催者向け情報

コンサートを主催される方向けの情報で、会場にはミキサー、録音用のマイク、録画用のカメラが完備されています。SDカードを持っていけば音響設備の専門知識がなくても高音質での録音、高画質での録画※が可能です(現地に簡単な利用方法の説明書があります)。

※とんでもなく容量を食います(8GBのカードで20分しか撮れませんでした)

カメラが定点なのが難点ですが、これだけの機材が揃っているのを考えると、かなり使い勝手のよい会場だと思ます。

演奏形態

歌とギター、またはギターの独奏です。歌の伴奏は全曲ギターで行います(スタインウェイのピアノが常設されていますが、残念ながら使用しません)

曲目について

曲順はまだ決定していないので、順不同で曲目を紹介します(また、おそらく変更しないと思うのですが、何らかの事情で当日曲目が変更される可能性がないとは言えませんので予めご了承ください)。

演奏するのはバロック時代からロマン派のクラシック曲です(一部にはバリオスはクラシックではないという見方もあるようですが、私はクラシックだと認識しています)。

私のブログをご覧になるのはギター関係者の方が中心だと思うので、ギター曲を先に書きます。

バリオス/大聖堂

バリオスはパラグアイの作曲家で、クラシックギター界ではとても有名な作曲家の一人です。大聖堂はバリオスが聖堂を訪れた際の印象を曲にしたと言われており、第2楽章、第3楽章が先に作曲され、後年第1楽章が追加されて現在の形となりました。第2楽章は短いので、聞いたときに第2楽章が前半、第3楽章が後半で1曲のように感じるかもしれません。

この曲は私にとって少し特別な曲です。ギター独奏に強く興味を持つきっかけとなったクラシックギターの名曲を集めたCDがあるのですが、そこに収録されたうちの1曲が大聖堂(第2、第3楽章)でした。高校でギター部に所属していたのですが、卒業する年の定期演奏会で弾かせていただき、その後も弾き続けている思い入れのある曲です。

バリオス/クリスマスの歌

コンサートが12月でクリスマスが近いということで、プログラムに入れました。大聖堂もその名の通り教会の祈りの雰囲気が味わえる曲ですが、そちらが荘厳なのに対して、こちらは心温まるような雰囲気がある曲だと私は感じます。

タレガ/ラグリマ

タレガもクラシックギター界では非常に重要な作曲家です。ラグリマは『涙』という意味です。ABAのシンプルな3部形式の小品です。

タレガ/アデリータ

『アデリータ』も『ラグリマ』と同じくABAの3部形式の小品です。アデリータは女性の名前なのですが、はっきりと誰とは特定されていないようです。副題がマズルカとなっています。

ヘンデル/私を泣かせてください

ここから歌とギターで演奏する曲目になります(歌の伴奏は全曲ギターで行います)。

ヘンデルの『私を泣かせてください』。こちらは聞き覚えのある方が多いと思います。普段の生活、テレビや、飲食店で流れるBGMなどで聞いたことがあるのではないでしょうか。

ギターでも人気の曲で、二重奏の形で演奏されることが多いです。今回は、ソプラノとギターでお送りします。

ヘンデル/正しいことを述べる者の足は何と美しいことよ

同じくヘンデル作曲の『正しいことを述べる者の足は何と美しいことよ』。こちらは、聞いたことのない方の方が多いかもしれません。

私もたまたま今、声楽の方と一緒に活動しているので知っていますが、そうでなければ意識することのなかった曲だと思います。

クラシック音楽に詳しくない方でも、『ハレルヤコーラス』はご存知だと思います。この曲はもともと単体で演奏するために作られたものではありません。宗教曲をいくつも並べて演奏する「オラトリオ」というオペラの宗教音楽版のようなものがあるのですが、ヘンデルが作ったオラトリオで『メサイア』という作品があります。その中の一曲が『ハレルヤコーラス』です。そして、前述の『正しいことを述べる者の足は何と美しいことよ』もその一曲になります。

ところで、歌の曲では、歌詞の冒頭を便宜的に曲名として利用することが多々あります。オラトリオ『メサイア』は全体で50ほどの曲から構成されていますが、個別の曲にはタイトルがついていません。しかし、それでは曲が区別できませんから、このような慣習となっているようです。そのため、歌詞のどこまでを表記するかは人によってさまざまで、日本語訳も一定しないことが多いです。

スカルラッティ/私は心に感じる

スカルラッティの『私は心に感じる』。

この「スカルラッティ」という名前を見てクラシックギターを弾く人がまず思い浮かべるのは、チェンバロ作品で有名なドメニコ(D)・スカルラッティだと思います。

その父親がこの曲の作曲者、アレッサンドロ(A)・スカルラッティで、オペラ作品を多数作曲しました。

チェスティ/さようなら、コリンド

『さようなら、コリンド』。こちらはチェスティという作曲家の作品です。

ヘンデル、スカルラッティ、チェスティの3人はバロック時代の作曲家に分類されます。当時は対位法という、伴奏も旋律的に書かれる作曲手法が使われていました。そのため、歌で出てきたのと似た旋律が歌とはずれて伴奏に出てきて掛け合ったり、同時に出てきたハモったりといった特徴が感じられるかと思います。

バッハ~グノー/アヴェ・マリア

グノーの『アヴェ・マリア』。

グノーは1818年生まれのフランスの作曲家です。時代としては、ショパンやリストが活躍したロマン派のあたりになります。J.S.バッハの曲で『プレリュード ハ長調』という曲があります。その曲をほとんどそのまま伴奏として使って、新たに歌の旋律をプラスして作られたのが、グノーの『アヴェ・マリア』なのです。

それだけでも完結された世界を持ったバッハの楽曲に、新たに旋律が加わることでどんな変化が起こるのか。折り重なる音の美しさをお楽しみいただければと思います。

シューベルト/アヴェ・マリア

いわゆるシューベルトの『アヴェ・マリア』。正式には歌曲集《湖上の美人》より『エレンの歌 第3番』となります。「アヴェ・マリア」とタイトルがついた曲は多くの作曲家によって作られています。シューベルトのものは、「アヴェ・マリア」と聞いて思い浮かべる人が最も多いのではないかと思います。

シューベルトと同時代に活躍した作曲家シューマンが自作の『献呈』という曲で旋律を引用していることから、当時もこの曲は人々に親しまれていたのだろうと想像します。

一応ギターを弾かれる方向けの聴き所を述べるなら、今回私は伴奏を重音のアルペジオで弾きます。ギターと歌の演奏はよく見かけますが、伴奏を重音で弾いているものは私は見たことがありません。世に出回っているのは、当たり前のように単音のアルペジオで伴奏している演奏が大半ではないでしょうか。

まとめ

などと書いてはみましたが、さて、これを読んで「よし。足を運んでやろうじゃないか」と思われる方が一人でもいらっしゃるのか。甚だ疑問ではあります。

もし、ご予約していただける方がいらっしゃいましたら各種SNSのDM、または guitar@hiranoshohei.com までご人数を教えていただければチケットを取り置きさせていただきます(ご希望がございましたら事前に振り込みいただいてチケットをお送りすることもできますので、その旨お知らせください)。当ブログのお問い合わせフォームをご利用いただいても問題ございません。

十中八九当日券があるものと思いますが、大きい会場ではないので万が一のことを考えて、ご来場いただける場合は事前にご連絡いただけると幸いです。

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