日本語には似たような意味でいくつかの漢字のバリエーションがある場合があって、音楽をやっていて迷うのが、「音形」と「音型」です。
こちら、しっかり誰がどっちと記録しているわけではありませんが、先生によって使う漢字が違うような気がしています。
意識的に使い分けしているのかしていないのか分かりませんが、私はそれぞれの漢字にこんなイメージを持っています。
「形」というと、純粋に、上に行ったり下に行ったり、はたまたちょっとジャンプしたりといった形を表しているイメージがあります。
一方、「型」という漢字を用いると、決まった型があって、それに当てはまるのかどうか、というのが問われているようなイメージがあります。
ただ、正しいところがどうなのかは分かりません。折りをみて調べてみたいと思います。(どうやって調べるのか分かりませんが、とりあえずは国語辞典を引いてみるところからですかね。そういえば、大学図書館に音楽用語辞典があるはずですから、そういうところを調べてみるべきなのかもしれません。今日は時間がないので、またいつか記事にします)
────2018/8/9 追記
あれからいくつかの辞典を当たってみたのですが、「音型」と「音形」の両方の表記が見られました。ただ、主流は「音型」のようでした。
おそらく、一つの書籍で両方が混在していることはなく、どちらかで統一されていると思います。書籍の思想に沿って、どちらかを選択しているのでしょう。
間違いのないようにという意味では、多くの書籍で使われている「音型」を用いるのが無難だと思いますが、私の個人的な趣味でいうと、「音形」の方がしっくりきます(しっくりする場面が多いです)。
参考として、それぞれが使われている書籍の例ですが、以下を挙げておきます。
音型:『新版 楽式論』
音形:『ニューグローブ世界音楽大辞典』