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音大生が抱えることになる矛盾

そんなに色々な人と話をしているわけではないので、あくまで個人の感想ではありますが、音大生が必ず抱えると思われる矛盾があります。

 

それは、練習をするか、勉強をするかというもの。

 

 

目下、演奏技術を高めることをしなければ、自分の伝えたい音楽を伝えることができません。

一方、音楽の語法を勉強して解釈を深めなければ、「伝えたいもの」がなくなってしまうかもしれません。

技術(※)は表現と結びついたものとはよく言いますが、圧倒的に技術が不足している状況だとしたら、どうするべきか。

 

※技術という言葉の定義は文脈によって大きく変わってくると思いますが、この記事内では、出したい音がある状態でその音を的確に出すという、メカニック的な意味で使っています。言葉の定義の話はまたの機会に書きたいと思います。

 

 

大学はどちらかというと、勉強に特化した場所だと思います。技術練習だけなら、先生について方法を学び、自分でやれば良い。

専攻に直接関係のない分野も含めて多くの先生がいて、資料が揃っている環境において、そこでしかできないのは幅広く見識を深めることだと思います。

 

ひたすら練習をしたいのはやまやまですが、今しかできない勉強を今しておく。それが音大に行く意義なのかなと私は考えています。

 

 

 

ちなみに、音大に限った話ではなく大学に関する話題で、

「バイトで忙しくて大学の勉強をする時間がない」というのはもったいない

というものがあります。

 

これは全くその通りだと思っていて、両方を同時にこなすことができないのなら(できる人もいるでしょう)、

バイトでお金を貯めてから通う or お金を借りて通って後から返す

のいずれかの方法を取った方が良いと思います。(といって、自分自身褒められた状態ではないので強くは言えないのですが・・・)

 

 

ただ、大学に行く目的が、「大卒」という資格(あるいは肩書き)がほしいだけであれば話は別で、最低限卒業できる程度に大学に行けば良いと思います。

大学にはただでさえ多くのお金がかかります。国公立ですら、4年間通えば200万円はかかるでしょう。それに加えて、多くの時間を投資することになります。これは、お金と違って二度と取り戻せないものです。

大学で勉強することに意味を感じていないのに、大切なお金に加えて、もっと大切な時間まで浪費することほどもったいないことはありません。

 

 

まとめですが、話を音大に戻します。
前提として、音大には、技術だけでなく、音楽的な見識を幅広く身に着けたいという目的をもって通っているものとします。

練習と勉強のどちらに時間を割くべきかという矛盾について、思い切って勉強にも時間をしっかりかけるべきだと思います。

・・・あくまで現状考えていることで、明日には意見が変わっているかもしれませんが・・・

私自身、とても悩んでいる問題なのです。

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