(日をまたいでしまったので)昨日は、夏休み後初めての個人レッスンがありました。
それから、即興演奏の公開講座を聴講しました。受講生は、ピアノ2台(生徒2名の場合と1台を先生が受け持つ場合があった)、ないしはピアノ、チェロ、コントラバスのトリオによる即興演奏を行っていました。
最終的な到達点は無調の自由な即興というところのようでしたが、だとしても色々な形式を知っておくことが大切だということが分かりました。
説明は色々と興味深かったのですが、問題はこれをクラシックギターの演奏にどう活かすかというところです。今の所私は即興演奏をする予定はないのですが、クラシックのアンサンブルにおいても表現の仕方を即興的に変えるようなアプローチは可能だと思います。講座中、相手の様子をうかがっていては遅すぎるから、自分から仕掛けていくしかないのだというような趣旨の説明がありました(と、理解しました)。ほぼ予定調和なクラシック曲であっても、かけあい部分や装飾音符の入れ方などで即興的な表現をする余地があると思います。
そんなところと、あとは、伴奏に表情を持たせようとか、音がフレーズのどこに向かっているのか理解しようとか音楽の一般的な部分は当然参考になりました。
それから、「開始30秒で全てをださないで!」という指摘がありました。即興演奏において、アイディアを演奏開始直後に詰め込みすぎると何を伝えたいのか分からなくなってしまうという話ですが、それ以外にも曲が進んできたときに使うためにアイディアを取っておくという意味合いがあると思います。自分が演奏する際にも、一番良い音を曲の山場まで取っておくといったことはするはず。この辺りは即興だろうとそうでなかろうと共通する部分だなと思います。
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