ギターの話をしても良いのですが、今回は今日の授業の話をしようかと思います。
舞踊に関する授業で、レオナルド・ダ・ヴィンチの時代の劇について教わって、その中で、レオナルド(※)が演出したと言われている劇『天国』を再現した映像を見ました。
※ダヴィンチではなくレオナルドと書いたのは、「ダ・ヴィンチ」というのが「ヴィンチ村の」という意味で、名前ではないからです
その劇の舞台装置が、どうも想像を絶する規模のものだったようで、人の身長の何倍もあるような大きな環が観覧車のように回転し、その中では円盤が、こちらは水平に回転して人が上に乗っている。
また、地面からは火が噴きあがり、煙の中からは馬が出てくる
といった具合です。
その裏では屈強な男達が巨大な歯車を回し、火をくべてと、大変な労力で働いているのです。
今のように、モーターやエンジンで機械が動かせるような時代ではないので、こうやって手作業で動かしていたわけですね。
それであそこまでの規模のことができるのかと感心してしまいました。
現代の舞台装置と比べても遜色のない規模でしょう。
再現の映像なので実際のものがどうだったのか分かりませんが、レオナルドであればそれくらいのことをしていたのだろうと思います。
授業というのは、その時間練習ができなくなるので機会損失でもあるわけですが、一方ではこうやって新しい知識が増えていく喜びが得られる場でもあります。
知識をどう演奏に活かすかということだけは、常に意識して授業に臨みたいと思います。(そうはいっても直結しないものばかりなのですがね。音楽理論以外のものは特に)