楽式論の授業を取っているのですが、難しいです。内容としては、「形式」という観点から楽曲分析をするというものです。
AA’の二部形式で、Aはaとa’という小楽節から成り立っていて・・・・というのを分析していくのですが、どこまでを同じとみなし、どこからをダッシュ(’)にするのか。
はたまた、どれくらい違いが出たら、a’ではなくもはやbだということにするのか。
絶対的なルールはなく、自分の裁量に任される面が大きいです。ここで、なんでもかんでも違いがあるからと、むやみに’を使うと、”とか”’とか、際限なく増えてしまいますし、これでは記号化した意味がなくなってきます。
記号化する意味とは、共通するのがどことどこかを明らかにすることだと思います。なので、できるだけ緩く、a’っぽいけれども、これくらいの違いならaと言っても良いかという、その範囲を広げて、少しでも同じ記号を使う部分を増やすことが大切なのではないかと思います。
適度な緩さというのがまだつかめておらず、私は’がどんどん増えていきがちです。この感覚を身に着けていきたいなと思います。